カメレオンはどうやって色をかえるのだろう?

カメレオンは、ときには緑色だったり、ときには茶色だったりと、まるで手品のようにアッというまに色を変えることができる不思議な生き物である。

カメレオンが体の色を変えるのは、保護色と呼ばれる体の機能で、体の色を変えることによって、周りの色に溶け込んで、敵から身を守るためなのである。

カメレオンは昔、まるで手品のようにパッと色を変えてしまうことから、イロカエヤモリと呼ばれていたのである。でもカメレオンは、ただ気まぐれに色を変えているわけではない。興奮したり、怒ったり、温度や光に変化があったときに色を変えているのである。

では、どうして色を変えることができるのか。これは、カメレオンの皮膚には、色素細胞と呼ばれる、色のつぶがあって、このつぶが脳から命令を受け、上がったり下がったり、集まったり散らばったりすることによって、色を変えているのである。

しかし、どんな色にでも変えることができるかというと、そうでもない。自然界にはあまりない、金色、真っ赤、真っ黒のような色には変わることはできないのである。変わる色はだいたい七色ぐらいで、強い光のところでは緑色、弱い光のところではこげ茶色、木の葉の影ではうすい黄色といった感じである。

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目次
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