雑学・豆知識情報室

猫は犬とよく比較される。気まぐれやの猫と忠実な犬。その性格はまるっきり正反対である。果ては猫派か犬派かで人間の性格占いにまで発展しているほどである。そんな猫と犬、糞の始末まで正反対だから驚きだ。

猫は糞をすると、砂をかけて隠してしまう。においの強い猫の糞は、ほかの動物に自分の場所を知らせる、格好のシグナルとなってしまうからだ。

猫はその防衛本能から、自分の糞のにおいを封じるために砂を必死にかけているのである。犬が自分のテリトリーにおしっこをかけて誇示するのに対し、猫はむしろ自分の存在を隠そうとするのである。

ただし、猫が糞に砂をかけないことがある。それは、自分の身の安全が確保された場所。つまり、自分よりも強いものがいない場合だ。

あなたの前で猫が糞に砂をかけないとしたら、それはあなたに心を許しているか、あるいはあなたを自分よりも弱者とみているかのどちらかである。