国会議事堂のじゅうたんが赤い理由

国会を象徴するもののひとつに、国会議事堂の廊下や階段に敷かれている赤じゅうたんがある。

この赤じゅうたんは、幅が1.8メートル、長さは約4キロメートルにもおよぶ。素材は最上級の羊毛で、1平方メートルあたり2万円。

張替えは傷みの激しい箇所で7~8年。そうでない箇所は15年ほどの期間で張替えられている。

国会議事堂ができたのは1936(昭和11)年。当時からじゅうたんの色は赤だった。

記録が残っていないのではっきりとした由来はわからないものの、西洋の王室や日本の宮中で使用されているロイヤルレッドを基にしたといわれている。

また、帝国議会のころは、開院式は天皇による宮中行事の一環だったために宮中の赤じゅうたんが持ち込まれたのではないか、という説もある。

いずれにせよ、高貴さや権力をイメージする色として赤が選ばれたようである。

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